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スタジオ・トライアル 追加アーティストを発表!

つくばアートスタジオたみやま プレオープンイベント事業
プレ・プレイ!スタジオ・トライアル
追加アーティストを発表

つくば市では、創作活動を通じて新たな出会いが生まれる場として「つくばアートスタジオたみやま」(水守620)を開設します。12月から始まるプレオープンイベント事業「プレ・プレイ!」の一環として、つくば市での創作活動を希望する美術分野のアーティストを支援し、市民とアーティストが出会い交流する環境づくりを進めるため、3つの公募プログラムについて募集を行いました。

募集要項についてはこちらのページ(新しいウィンドウで開きます)をご覧ください。

B スタジオプログラムは、選考委員会内の基準に基づき審査を行った結果、該当者なしとなりました。しかしながら、「作品創作の場所を必要とするアーティストに創作室を提供する」というスタジオプログラム本来の目的に改めて立ち戻り、より開かれた機会を提供するため、抽選制によって利用アーティストを2026年9月18日(金)〜9月30日(水)に再公募し、下記4組を採択いたします。
各アーティストは、利用期間に合わせて2027年1月30日(土)、31日(日)と2027年3月27日(土)、28日(日)に開催するオープンスタジオで活動公開します。どうぞお楽しみに。
A 招聘交流プログラム、C リサーチプログラムの採択アーティストはこちら

B スタジオプログラム

窓辺に立ち、外を見つめる黒い服を着た女性の横顔
草むらに横たわる、顔をふせた人物をかたどった黒い彫刻作品
[参考画像]秋田美鈴《H_36.10199,140.10272_26》2026年

採択者名:秋田美鈴
利用期間:2027年1月19日(火)〜2027年2月28日(日)

活動内容:近代以降の乾漆技法を基盤としながらも、近作では自然採取した土や植物片を漆の混合素材として試用している。身近な人の姿を手がかりに、こうした制作を通して、自身にまつわる物質的・時空間的な諸要素を一つの身体へと統合することを目指すとともに、生活の営みと地続きにある彫刻のあり方を探っている。本プログラムでは、その制作の一環として、モデルとの対面を通じて形を探りながら、塑造による原型制作と石膏型取りを行う。

プロフィール:彫刻家。筑波大学大学院博士後期課程芸術学学位プログラムに在籍し、彫刻における乾漆技法を研究している。乾漆とは、漆を用いて麻布を貼り重ねるなどして形をつくる技法である。日本では天平時代の仏像制作に多く用いられ、近代以降は彫刻の技法としても展開されてきた。その歴史的な蓄積を踏まえながら、現代の彫刻表現における可能性を探っている。

青いセーターと黒いコートを着て、笑顔で正面を向く男性
木造建築の土壁に、街を歩く人々の映像を投影した作品
[参考画像]《切り株と歩く》 2025–2026年 ミクストメディア(切り株、キャスター、犬用リードほか) 藝大×東大ベンチプロジェクト メインメンバー:入倉鍛斗レオナルド、五木田葵、水野岳瑠、Neo Yi fan


採択者名:入倉鍛斗レオナルド
利用期間:2027年2月5日(金)〜3月28日(日)
活動内容:自宅では難しい大型作品の制作に挑む。たみやまの創作室を、完成形の決まった作品を作る場所ではなく、絵画、版画、立体などを横断し、素材・技法・スケール・空間との関係を試す実験の場として使う。研究都市として蓄積された科学的な知と、たみやま周辺の豊かな自然の双方に目を向け、研究者や地域の人々、来館者とそれぞれ異なる視点から同じ場所や現象を見つめながら、制作過程を開いて対話を重ねる。そこで得た気づきや反応を次の試作へ還元しながら作品を発展させ、オープンスタジオでは完成作品とともにその過程や記録も共有する。

プロフィール:つくば市出身・在住。東京大学大学院理学系研究科物理学専攻在籍、カブリ数物連携宇宙研究機構所属。幼少期より科学と芸術に強い関心を持ち、曖昧さを排し厳密に論理を構築する科学と、曖昧さを許容し感覚的にも扱う芸術それぞれの良さを感じてきた。一方、世界を注意深く見つめ新しい見方を提示する営みとしての共通点も実感し、両者の融合・協働も模索している。宇宙の始まりについて研究しながら、持ち前の強い好奇心に駆動され、領域や手法を横断して自由に制作を行う。

水辺で植物を手に取り、観察する女性のモノクロ写真
室内に吊り下げられた多数の白い四角い枠と、青や黄色の糸を組み合わせたインスタレーション作品
[参考画像] 豊田朝美《たくさんの分水嶺/考え続ける人へ》2021年 撮影:豊田朝美


採択者名:豊田朝美
利用期間:2026年12月4日(金)〜2027年1月31日(日)
活動内容:「みっけ!たみやまの色」と題し、子どもたちと一緒に旧田水山小学校の周りに広がる冬の風景から、土、枯草、冬の木々、空、木の実などの色を観察し、絵具で再現する。自然から観察・採集した色を「たみやまの色」として作家の色彩ファイルに保管し、子どもたちと紙のタペストリーに塗り、スタジオの天井から吊るす。オープンスタジオでは、完成した共同作品を前に、来場者と土地の色について語り合う。2016年にARCUSスタジオで行ったワークショップ「みっけ!わたしの色」を、この土地で展開する試みである。

プロフィール:1984年生まれ、茨城県在住。筑波大学芸術専門学群総合造形コース卒業。博物館に長年勤め科学的な観察眼を養う。声を持たない存在の声を代弁する美術作家として、自ら語れない植物や失われつつある言葉の側に立つ作品をつくる。主な作品に《おばあちゃんの鳥》(つくば美術館、2023年)、《たくさんの分水嶺》(中之条ビエンナーレ2021年)、ワークショップ「みっけ!わたしの色」(ARCUSスタジオ、2016年)。

草木の茂る住宅の庭に立つ人物と、手前に置かれた黒い容器
体育館の床一面に、色鮮やかな渦巻き模様が描かれた作品
[参考画像]山田登美子《オオパクトキャシャ》2011年 京都造形芸術大学卒業制作展


採択者名:山田登美子
利用期間:2026年12月4日(金)〜2027年1月31日(日)
活動内容:生活=生きる活動、子が少しづつ育つような日々の積み重ね、人が人であるゆえの繊細な感覚や感情を、とても大切にしています。生きる中で感じたものをまず「感覚妄想神話」という文章に起こし、それを基に本能的な制作に結び付けています。

プロフィール:茨城県出身、中学の時に水戸芸術館にて現代美術をみて授業で習う図工や美術ではない何かに衝撃を受ける。京都造形芸術大学こども芸術学科にて保育と芸術を学び、保育士資格取得。同大学院にて本格的に現代美術を学び、制作の悪しにぶつかる。そこで、人を幸せにする魔法を学べます。と掲げていた調理師専門学校へ、その後、病院に就職。もっと知りたくなり酪農や畜産を学び、牧場に勤める。何を食べて育ったのか気になり小中の母校の給食を作り、そこから高校の美術の先生に誘われて、障がい者福祉施設で働き、今年退職し今に至る。